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2013年11月29日 (金)

EUでの農薬使用禁止が開始



今週末の12月1日から、EU加盟国全域において、ミツバチに影響があるという理由で、ネオニコチノイド系農薬3種(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)の使用が禁止されます。

ミツバチに影響があるというのは、ミツバチがいなくなってハチミツが採れなくなるというよりは、作物の受粉ができなくなるという事態を想定しています。ミツバチは、ハチミツによる貢献よりも、作物の受粉による貢献のほうが、はるかに大きいのです。

さて、使用禁止はとりあえず2年間だけという暫定的なものですが、大きな一歩であるとも言えると思います。

EUの中でも、欧州委員会での議決の際にはイギリスやイタリアなど8カ国が
禁止措置に反対したり、禁止措置の実施後に旧来の農薬の空中散布量が増える懸念があったりと、いろいろと議論はあるようですが、まずは議論すること、そしてその中で、いかに現実的な解決策を見いだしていくかが大切だと感じます。

こういうときの農薬メーカーの対応は、たいてい科学的な証明が不十分というものですが、科学的に
証明できないからといって問題が存在しないかのような態度を取ることは、科学的な姿勢に欠けています。

日本でも、養蜂家、農家、農薬メーカー、大手スーパー、医療従事者、母親、教育機関、行政機関など、いろいろな立場の人、関係各機関が、がやがや議論していければよいのですが。

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